Googleの敗北宣言か。勝利宣言か。

GoogleYouTubeを買った。

Google VideoではYouTubeに勝てないことを認めてしまった形でもあるし、
競合を買うことで、リーチやサービス拡充のためならうちは何でも買いますよ、
というのをアピールできることにもなった。

値段が高いのは、
高額で買うと、他社が同様のサービスを買いにくくなる、
という点まで考えてのことだろうか。

ネットバブル崩壊と、モバイルへの転向組

 前回のネットバブルがはじける時期、
PCインターネットから、モバイルへの転向組が出てきた。

 そのときは、
・PCが儲からなくなってきたから、これから流行るモバイルもやっておこう、
・競争が少ないモバイルをやっておこう
という「消極的転向組」だった。

 今回は、PCインターネットがバブルにより過当競争になったことだけでなく、
PCを軽く凌駕するインフラになると見た企業が、モバイルに投資を集中していく、
「積極的転向組」も登場した。

 その企業たちが、どれだけモバイル専業組と戦っていくのか。

 「猫も杓子も、だって」で指摘されているように、
本当の主戦場は、アジアヨーロッパなどのグローバルモバイルマーケットであり、
たかだか1億もいかない、日本の特殊な携帯インフラを使う、日本語使用者のための
限定的なサービスに傾倒していくのは、
競争激化が容易に予想できる長期的視野に立つと、
危険かもしれない。


 また、業務システムをやっていた企業のうち、
インターネットビジネスで成果を出せた企業が
ごく一部しかなかったように、
インターネットビジネスからモバイルで成功できるのは、
これもまたごく一部の企業であろう。
 それは、技術力やコンテンツ力では一切なく、
むしろ、アバウトさを許容できるか、とか、
多くのプレゼンスを獲得できるか、とかであるからだ。



 わりと古めの業界の人に会うと、
みな「これからはコンテンツの時代!」という。
儲かっているモバイル事業者は、
そうではないことを知っている。

 前回のネットバブルがはじける時期、
PCインターネットから、モバイルへの転向組が出てきた。

 そのときは、
・PCが儲からなくなってきたから、これから流行るモバイルもやっておこう、
・競争が少ないモバイルをやっておこう
という「消極的転向組」だった。

 今回は、PCインターネットがバブルにより過当競争になったことだけでなく、
PCを軽く凌駕するインフラになると見た企業が、モバイルに投資を集中していく、
「積極的転向組」も登場した。

 その企業たちが、どれだけモバイル専業組と戦っていくのか。

 「猫も杓子も、だって」で指摘されているように、
本当の主戦場は、アジアヨーロッパなどのグローバルモバイルマーケットであり、
たかだか1億もいかない、日本の特殊な携帯インフラを使う、日本語使用者のための
限定的なサービスに傾倒していくのは、
競争激化が容易に予想できる長期的視野に立つと、
危険かもしれない。


 また、業務システムをやっていた企業のうち、
インターネットビジネスで成果を出せた企業が
ごく一部しかなかったように、
インターネットビジネスからモバイルで成功できるのは、
これもまたごく一部の企業であろう。
 それは、技術力やコンテンツ力では一切なく、
むしろ、アバウトさを許容できるか、とか、
多くのプレゼンスを獲得できるか、とかであるからだ。



 わりと古めの業界の人に会うと、
みな「これからはコンテンツの時代!」という。
儲かっているモバイル事業者は、
そうではないことを知っている。

日本で売られるGoogle miniが割高(?)な件

Google Miniという検索アプライアンスがある。イントラ用検索ツールという位置づけだ。日本国内では上位版のみの発売となっていたが、そのGoogle miniの新バージョンが発売された。

google.comでの直販価格は、1995ドル(5万ドキュメント仕様)だが、
日本での価格は1年間のサポートが付きで46万円のようだ。
(値引きはあるのだろうか)


代理店ビジネス+搬送コスト+サポート、そして日本企業の価格弾力性の低さから言えば、この価格設定はけっして悪くない。

そして、NAMAZUEstraierなどのツールで自前で組んだら、(ソフトはタダだけど)実際に使うためには人件費だけでも相当かかるから、その点でも全然高いとはいえない。


それは十分理解した上で、買おうと思うと、やはり「高い」と思ってしまう。
アプライアンスなのだから、サポートもほとんど必要無いだろうし。


む、このプライシングは何かに似ているなあ、と思った。
コバルトキューブだ。同じ青色サーバーだし・・・。


あれも、米ドルでは、現場担当者クラスで衝動買いできる価格設定、というのが売りだったが、
日本で売られていた価格は、明らかに割高になっていた気がする。


まっとうな企業を相手にした、まっとうなビジネスのまっとうな値段、というのは、他の企業ならいいのだけど、それがグーグルだったりすると「らしくないなあ」と思ってしまう。

単細胞サービスは自ら世界を目指す

あるシステムを実験で作った。ただ、システムというには、あまりに単機能なので、APIとして公開した。

ドキュメントは日本語だったのだが、マニュアルレスでシンプルに作ったためか、海外からのアクセスが多い。

海外からのリクエストが多いだけではなく、英語でのお問い合わせも来る。


単機能なサービスであればあるほど、言語や文化の壁を越えるのは容易だ。

マクドナルドやコカコーラは作れなくても、世界中に利用されるサービスを作る、というのは意外に近いところに来ている。

秋の予感 〜 第二期ネットバブル崩壊後の世界を予想する 〜

 リアル、および、ネットでは、好景気が続いている。

現在の景気拡大 「バブル景気」とどう違う?(朝日新聞より)
 金融不安とIT(情報技術)バブルの崩壊による景気の大底から抜け出した現在の景気拡大が、戦後2番目に長い「バブル景気」並みになった 〜 11月まで拡大を続け戦後最長の「いざなぎ景気」さえも抜くのか。

http://www.asahi.com/business/topics/TKY200604150078.html


 たとえ戦後最長の景気になるとしても、「好景気がこれから3年続く」なんてことはありえないだろう。

 大事なのは、その後の長く続く不景気をどう乗り切るかということだ。

 景気変動の波は、大型船や小舟ではなく、その波を乗り越えることができない中堅企業からまず洗い流していくものだ。

 今の好景気でいくら稼ぐのかが現場の役目であり、景気減退期に向けてリソース調整したり戦略を立て直すのが、経営者の役目である。

はてなを使ってみる

 それ系の調べ物をしていると、はてなにはなぜかインテリな人が使っている比率が高い気がする。教授だ、助手だ、というと、たいていはてなを使っている。


 彼らを引きつけるものは何か。おそらく「機能」だけの問題ではなかろう。